こんにちは、ファイナルです。
PJCS2019にて使用した構築について書きます。
〇×〇〇×××で3勝4敗(53位)、あと1歩のところで世界大会への出場権を逃してしまいました。
使用構築はこの並びのルナオーガです。
<構築の経緯>
ウルトラシリーズを取り組むに際にあたってどのような構築を使えば良いか全く分からず、ムーンシリーズで使っていたルナバレルオーガツンデをほぼそのまま使って環境調査をしました。ある程度は環境について分かったのでそろそろ全国大会で使う構築を考えようと様々なスタンパを模索していたのですがありとあらゆるスタンパが自分のプレイングに馴染まず、結局のところルナオーガに戻ってきました。
しかし脱出バレルを使おうにもムーンシリーズと比べてパワーが上がっているポケモンが多すぎる故脱出できずに1撃で飛ばされてしまう場面が増えてしまい、脱出バレルが活躍できなくなってしまいました。よって別のポケモンでトリックルームの補佐をする必要があると考え、そこで出てきたのが猫騙しでルナアーラのサポートができ、特攻種族値135から潮吹きを打てるメガカメックスでした。
カメックスの水技を更に強化するゲンシカイオーガ、これまでの3匹の中に物理アタッカーがいないので、ゼルネアスやイベルタルに強いツンデツンデの4匹で基本選出が完成しました。
この並びでは相手のルナZ、挑発ゲンガーやテテフ+ウルネクorミュウツーに対応できないのでこれらに対応できるモロバレルを採用しました。こうして、大好きなルナバレルオーガツンデを全て採用することができました。初手ルナバレル選出をした場合にもゲンシカイオーガを出したいので、選出が3匹は決まりました。ここでこの選出のメガ枠が空いていたので、メガクチートを採用してこの選出が完成しました。
こうして6匹が決まりました。
<個別解説>
特性:ファントムガード
配分:冷静H228B28C252
実数値:H241A-B113C207D127S91
ムーンシリーズからの流用です。
モロバレル@気合のタスキ
技:怒りの粉/キノコの胞子/イカサマ/守る
特性:再生力
配分:呑気H236B252D20
実数値:H219A-B134C-D103S31
個体はムーンシリーズからの流用です。
耐えたい攻撃が多すぎたので気合のタスキを持たせました。
今回は選出率がかなり低いです。
カイオーガ@藍色の玉
技:潮吹き/熱湯/雷/守る
特性:雨降らし
配分:冷静H252B4C252
実数値:H207A-B111C222D160S85
ゲンシカイキ後:H207A-B111C255D180S85
個体はムーンシリーズからの流用です。
雷の有無で相手のカイオーガやカプ・レヒレの倒しやすさが変わるので、ウルトラシリーズにおいてもカイオーガの雷は強いと思います。
冷凍ビームは苦手なモロバレルやレックウザに対して打点にはなりますが有利になる訳ではないと思ったので今回は採用しませんでした。
ツンデツンデ@風船
特性:ビーストブースト
配分:勇敢H244A252D12
実数値:H167A201B231C-D123S16
個体はムーンシリーズからの流用です。
ウルトラシリーズではメガレックウザやゲンシグラードン、ウルトラネクロズマやメガミュウツーYが解禁されたことでこれまでよりモロバレルが減ると考え、防塵ゴーグルから風船に持ち物を変更しました。
相手のゲンシグラードンに対しては風船で断崖の剣を避けてゲンシカイオーガにスキルスワップをして天候を取り返します。
馬鹿力はカミツルギをあまり見かけなくなったので今回は採用しませんでした。
技:潮吹き/水の波動/波動弾/猫騙し
特性:雨受け皿→メガランチャー
配分:冷静H244C252D12
実数値:H185A103B120C150D117S74
メガ進化後:H185A123B140C205D137S74
初手でルナアーラと並べて猫騙しでサポートしながらトリルを展開し、ルナアーラをカイオーガに交代して潮吹きで遅くないガオガエンを上から倒します。ガオガエンさえ倒してしまえば相手はトリックルームを凌ぐのが難しくなるのでワンサイドゲームを仕掛けやすくなります。
潮吹き猫騙しは確定で、トリルを展開するターンにHPを削られて潮吹きでガオガエンを倒せなくなってしまっては目も当てられないので、水の波動も採用しました。
残りの1枠は冷凍ビームと悩んで晴れ下のガオガエン、カミツルギ、ナットレイに対する打点として波動弾を採用しました。悪の波動は打ちたい相手がルナアーラにゲンガー、ウルトラネクロズマやメガミュウツーYとカメックスを選出できない相手ばかりだったので採用しませんでした。この残りの1枠は間違いなく考察不足です。
技:アイアンヘッド/じゃれつく/不意打ち/剣の舞
特性:威嚇→力持ち
配分:H252A252D4
実数値:H157A150B105C-D76S49
メガ進化後:H157A172B145C-D116S49
モロバレルを選出した場合に選出します。選出率はかなり低かったです。
クチートを選出している場合はカメックスを選出していないので、ガオガエンへの打点になるじゃれつく、トリックルームが切れた後に上から打てる不意打ちは確定、凄まじい火力を底上げするための剣の舞、剣の舞を積んだあとじゃれつくを外しては目も当てられないのでアイアンヘッドを採用しました。トリル2~4ターン目は普通に殴り、5ターン目に剣の舞を積んでトリルが切れたら不意打ちで殴ります。このポケモンの最大の弱点は守るを持っていないことですが、"本質情報"として幻の技"守る"をリークされたことでその弱点がカバーされました。ガオガエンを相手にルナアーラを下げてカイオーガを出し、ガオガエンがクチートに何もできない状態で剣の舞を積むこともありました。
<選出>
・基本選出
対グラガエンは初手カメがガエンに猫でルナがトリル、次のターンにルナバックオーガでカメが潮吹きでガエンを倒します。ここでグラードンを出されるとこちらは何もできなくなってしまいますが、相手はオーガバックして次のターンオーガを出し直すことを読むはずです。カメバックツンデスキスワは地面技を打たれた時のリスクが高すぎる上相手はツンデを選出しているかすら分からないのであまり想定されません。想定しても断崖の剣で対処されます。
相手のオーガ集中を読んでオーガを守りカメバックツンデ、次のターンスキスワで天候を取り返します。グラの攻撃の前にツンデが殴られない限り風船は割れず、この切り返しが成功します。
・猫騙しが通らない相手にルナアーラのトリックルームを阻止される場合
ルナカメの選出ができないのでこの選出をします。ツンデがいないのでルナが倒されるとトリルを貼り直せません。またモロバレルの攻撃性能が低いので予備の選出としました。
・猫騙しの通らない相手にルナアーラのトリックルームを阻止され、相手にグラードンがいる場合
ここに来てこの構築の原点、ルナバレルオーガツンデを選出をします。初手でカメを出せずツンデのスキスワで天候を取り返したいのでこの選出をしていましたが、グラガエンが重かったので特にグラテテフ+ウルネクorミュウツーに対しては考察不足だったと痛感しました。
<最後に>
私のVGC2019はこれで終わってしまいました。本当に悔しいですが強いプレイヤーを相手にしてもある程度は通用することが分かったので良かったです。今年はあと1歩のところで世界大会を逃してしまいましたが、来年こそは世界大会の権利を取りにいこうと思います。
また、このルールでもカメックスはそれなりに戦えるポケモンだと証明できて良かったです。
閲覧ありがとうございました。世界大会に出る方は頑張ってください。応援しています。