INC February最終1829(30) ルナバレルオーガツンデ
こんにちは、ファイナルです。
INC February お疲れさまでした。
使用構築はこの並びのルナオーガです。
<構築の経緯>
「おろ?」とか言って唐突に脱出ボタンモロバレルを思いついたので、ルナアーラ+モロバレルでトリックルームを展開し、モロバレルからカイオーガやツンデツンデに繋ぐ構築を試した所凄く強かったので基本選出はこの4匹で決定。
しかしこの4匹ではカイオーガ+ルンパッパの並びやグラードンが厳しかったのでオーガルンパに対するルンパッパ、グラに対するカプ・レヒレを採用して完成。
空から降ってきたと言っていい位唐突に閃いた脱出バレルがあり得ないほど強かった。
それでは個別解説に入ります。
<個別解説>
ルナアーラ@ルナアーラZ
技:シャドーレイ/サイコショック/トリックルーム/守る
特性:ファントムガード
配分:冷静H228B28C252
実数値:H241A-B113C207D127S91
トリックルーム展開役。
ファントムガードによって大抵の攻撃なら1発耐えるので、モロバレルの怒りの粉と併せて1発しか攻撃を受けずにトリックルームを展開でき安定して流れを作れたので強かった。
ルナアーラZは等倍で通る範囲が広く火力も高いのでシンプルに強かった。
エスパー技はサイコキネシスとの選択だったが、特防を厚くしていたり突撃チョッキを持ったポケモンが多いのでいサイコショックを選択。
初手猫騙し+挑発を凌ぐ為に守るは必須。また様々な場面で守るは活躍した。
正直ルナアーラが1番解説することがない。
モロバレル@脱出ボタン
技:怒りの粉/キノコの胞子/イカサマ/守る
特性:再生力
配分:呑気H236B252D20
実数値:H219A-B134C-D103S31
この構築の要であり「おろ?」とか言って思いついたあり得ないほど強いポケモン。初手でルナアーラと並べて怒りの粉+トリックルームで流れを作る。
この並びで粉+トリルはバレますが、相手はルナアーラのトリルを阻止するのは難しいと考えモロバレルを倒そうと集中攻撃してくるので1発目の攻撃はモロバレルが受けるが、2発目の攻撃は交代先のポケモンが受けます。モロバレルの弱点である炎、氷、エスパー、飛行技はフライングプレスを除き全てカイオーガとツンデツンデで半減以下で受けて攻撃に転じられる。
また、ボルトチェンジやとんぼ返りで相手がトリルに強いポケモンに繋ぐのを阻止できることが多くそれも強かった。
怒りの粉はルナを守る為に必須、キノコの胞子もトリル下で上から相手を眠らせる為に必要だが、この構築では初手猫騙し+挑発を凌ぐ為にキノコの胞子以上に守るが大事。
残りの1つの枠は胞子で眠らない草タイプと胞子の効かないフィールドを展開するカプ・コケコ、カプ・レヒレへの有効打となるヘドロ爆弾にしたかったがカミツルギに効かなかったのでイカサマに決定。(これのお陰で特攻が要らなくなるので厳選難易度が下がりました)
カミツルギに効くのは勿論、トリル下で上から殴りづらい弱点保険の発動した日食ネクロズマ、ルナアーラへの大きな打点となるのが良かった。
防御に特化しているのは臆病スカーフカプ・テテフのフィールドサイコショックで1匹失わないようにするため。控え目だと乱数で落ちる上に不意のサイコキネシスで確実に落ちる。またこの調整のお陰でプレイングミスで攻撃の3段階上がったカミツルギが爆誕してしまった際にスマートホーンを耐えて勝った試合があった。
叩き落とされると脱出できないので注意。
カイオーガ@さざ波のお香
技:潮吹き/熱湯/雷/守る
特性:雨降らし
配分:冷静H252B4C252
実数値:H207A-B111C222D160S85
このゲームにおいて雨下でカイオーガが上から打つ潮吹きが1番強いと言っても過言では無いのでトリル下でのアタッカーとして採用。さざ波のお香により耐久に振ってないゼルネアスならHP満タンで潮吹き打てば1発で倒せる。
ワイドガードに弱いので熱湯を採用。外さず火傷を狙えるのは強かった。
カイオーガに雷を打ちたいので雷を採用。麻痺でS関係が逆転する恐れがあるので注意。
グラードンに対してカプ・レヒレと並べたいので守るを採用。このポケモンの守るはあまり読まれないのが強かった。
根源の波動は強いけど外すことで負け筋が生まれるので不採用。特にINCでは1敗の重みが大きいので勝ちを拾うより負けに繋がらない方を優先。冷凍ビームは眼鏡を持たせないと火力が足りず、代わりにルンパッパが冷凍ビームを持っているので不採用。
バレルが脱出した際にカイオーガに交代するとHPが削れる可能性があるのでそこは注意。
ルナアーラといい禁伝枠が1番解説が少ないけど許してね。
ツンデツンデ@防塵ゴーグル
技:岩雪崩/ジャイロボール/馬鹿力/トリックルーム
特性:ビーストブースト
配分:勇敢H244A252D12
実数値:H167A201B231C-D123S16
オーガと違いHPを気にせず殴れるアタッカー。オーガのような火力は無いが、ほとんどの相手を上から岩雪崩で怯ませる可能性を持ち防塵ゴーグルのお陰でトリル対策で有名なバレルに対して強かった。ゴーグルを持っているとも知らずにキノコの胞子を打ってきて1ターン無駄にしてくれることもしばしば。そもそも岩雪崩で怯ませてそれすらさせないこともあった。
岩雪崩は勿論、ジャイロボールでドクロッグを倒せるのが強かった。素早さ実数値96以上の相手に攻撃実数値201から威力150の一致技を打てるのが本当に強い。このルールではゼルネアスに強い時点で評価していいと思う。
またこの構築唯一の物理アタッカーであり、チョッキイベルタルはツンデ無しでは突破できないと言っても過言では無い。ツンデがいないとチョッキイベルを倒せないが、ツンデの雪崩を打っているだけで倒せる。イベルの悪の波動Zを打たれると落ちてしまうが、それが飛んでくるより雪崩で怯ませることの方が圧倒的に多かった。
特筆すべき技は馬鹿力。打った後は厳しいがこの技は強い。何せこの技は読まれない。有効打が無いと思って動いてきたカミツルギ、雪崩なら耐えると思ったガオガエン、居座ってきたナットレイを簡単に崩すことができる。INC最後の1戦でもナットレイを少しずつ削り、いい感じのラインまで削った所で唐突の馬鹿力で突破して勝利した。
また、アタッカーでありながらトリルを再展開できるのが強い。
ルンパッパ@命の珠
技:熱湯/草結び/冷凍ビーム/猫騙し
特性:雨受け皿
配分:冷静H172C252D84
実数値:H177A-B90C156D131S67
なんと最遅ルンパ。
ルンパッパの強みはすいすいで上から殴ることだったはず。確かにそれはそうだが、素早さを下げてトリル下で上から殴るのもそれはそれで強い。ルナバレルの苦手なオーガルンパを止めることがこのポケモンの役割なので、オーガルンパを相手にルナルンパで投げてオーガに猫+トリルでトリルは成功する。なのでトリル下での性能を高めるために冷静での採用となった。一旦引っ込めてトリルの切れるターンに出して次のターンに猫を打つ場合も素早さがそんなに大事ではないので冷静で問題無かったと思う。
何より最遅にすることで耐久に努力値を回せるのが強かった。雨受け皿によって型がバレてもそれ以上に殴り合いに強かった。ガオガエンを下から殴れる点、珠草結びで多くのカイオーガを1発で倒せる点、冷凍ビームで草タイプを削れる点が優秀。
猫騙しと命の珠の相性は言うまでもなく悪いが仕方がない。
HPは雨受け皿での回復量を最大にした上で命の珠のダメージを抑えられて奇数の177、オーガルンパに対して出すポケモンなので余りは特防に回した。
選出率は低いが出した試合は大活躍した。
カプ・レヒレ@ミズZ
技:濁流/癒しの波動/黒い霧/雨乞い
特性:ミストメイカー
配分:冷静H252B20C236
実数値:H177A-B138C159D150S81
対グラゼルネにおいて最強のポケモン。
特性ミストフィールドで相手のカプ・コケコやカプ・テテフからフィールドを奪い、相手のモロバレルのキノコの胞子、フシギバナの眠り粉を防ぎ、癒しの波動でカイオーガの潮吹きをサポート。攻撃面も優秀で1回バークアウトを受けても濁流ZでHDガエンを倒せる。ガオガエンの素早さは最遅オーガより遅い84が多いのでトリル下なら上から殴れることが多い。そして黒い霧でジオコントロール、剣の舞は勿論バークアウトも全てリセット。更に雨乞いでグラードンに取られた天候を取り返す。
そもそもこのルールの草技は草結びが多いのでカプ・レヒレが弱い理由がない。
もう少し耐久に努力値を回したかったが、ミズZでガオガエンに倒すことを最優先と考えこの配分にした。このポケモンの役割はサポートがメインだが、そう思われがちだからこそ不意のミズZは強かった。
ルンパッパ同様選出率は低いが出した試合は大活躍した。
グラゼルネに対してトリル下でカイオーガと並べて雨乞い→潮吹きを決めることを意識。
基本的に対グラゼルネにおいて選出するポケモンだが、相手にドーブルがいるときは状態異常を防ぎムラっけをリセットするために選出する。
ルナアーラにもZを持たせていてほぼルナアーラと同時に選出する為、Zを切るタイミングに注意。
<選出>
・基本選出
基本的にはこれ。
初手粉+トリル、相手に猫騙しと挑発が並んだ場合両方守って次のターン粉+トリルを決める。
・対オーガルンパ
or
初手ルナバレルで並ると潮吹き+ミズZでゲームが終わるので猫騙しでオーガを止めてトリルを展開。基本的にルナルンパオーガバレルだがイベルタルがいる場合などどうしてもツンデが必要な場合はツンデを選出する。
・対グラゼルネ
基本的にグラードン軸相手にはこれ。トリルを展開するまでは基本選出と同じだが展開したらオーガとレヒレを並べるように意識する。相手が初手にバナやバレルで来たらバレルをレヒレに交代する。
・対グライベル
グラ軸だがツンデがいないとイベルを倒せないのでこの選出。ツンデツンデはグラードンが苦手だが思った以上にジャイボがグラに効く。困ったら雪崩で怯ませろ!
・対オーガパル(ルンパ無し)
ドーブルにやりたい放題されると困るのでこれ。
<最後に>
今回初めてトリルパを使ってみましたが、ゲームメイクが凄く簡単でかなり扱いやすかったです。トリルに触れたことの無い方もいると思われますが、是非1度は触れてほしいです。
INC FebruaryではこれまでのINCの比では無く上手くいきましたが、予選抜けられてるかどうか不安でいっぱいです。抜けていたら祝ってください()
質問等あればここに入れて頂ければ答えます。
「おろ?」とか言ってふと思いついた脱出バレル、本当に強かったです。
閲覧ありがとうございました。